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燃料気化爆弾とサーモバリック弾

 先日BSフジプライムニュースで元陸上自衛隊中部方面総監・陸将の山下裕貴(ひろたか)さんが「ロシア軍の塹壕を潰すためにはサーモバリック弾を使うしかない」と発言されていました。サーモバリック弾に関しては過去記事で何度か触れたのですが、どんなものか改めて勉強するために調べてみました。

 似たようなものに燃料気化爆弾というものがあります。実はこれもサーモバリック弾の一種で、酸化エチレン、酸化プロピレンなどの燃料を一時爆発で加圧沸騰させBLEVE(沸騰液体蒸気拡散爆発)という現象を引き起こし空中に拡散させるものです。この時その拡散は秒速2000mという超高速になり放出時間も100ミリ秒(0.1秒)でほんの一瞬です。加害半径は数百メートル。最初の一次爆発は衝撃波、二次爆発は衝撃波に加え空気中の酸素を爆発的な燃焼で一気に奪うので加害半径内にいる生物は窒息というか、内臓(肺)破裂でほぼ即死です。

 サーモバリック弾の場合は、起爆成分に液体ではなくハロゲン酸化剤、ホウ素、アルミニウム粉末、ケイ素粉末、マグネシウム粉末を使います。一次爆発で粉末を一気に拡散、二次爆発で化学反応させ固形物を急速に気化、引火させ爆発的な燃焼を起こさせます。どちらも衝撃波と燃焼で酸素を奪うことで加害範囲にいる生物を殺すのです。温度も2000度という超高温になるのでどちらにしろ生物はただでは済まないでしょう。

 私は科学に疎いのでこの説明で合ってるのか疑問ですが、山下陸将によれば塹壕を一気に潰せるそうです。ただサーモバリック弾は通常兵器の核兵器と呼ばれるくらいで核兵器を除いて最大の威力を持つ爆弾だけに人道上問題があると国際非難される可能性があります。とはいえ、米軍はアフガニスタンやイラクで平気で使用していたので結局強い者が使う場合は誰も非難しなくなるのでしょう。実際、ロシア軍もウクライナの戦場でサーモバリック弾を使っていると言われますからね。

 旧ヤフーブログ(から引越ししたはてなブログ)を読み返していたら、私は昔からバンカーバスターとサーモバリック弾を日本での導入すべきだと力説していました。その使い方は金正恩が籠っている地下要塞にまずバンカーバスターで大穴をあけ、そこにピンポイントでサーモバリック弾を撃ち込んで窒息死ないし内臓破壊で殺すというものです。

 実際に使わなくても、竹島あたりで実弾演習したら金正恩や習近平、プーチンついでに韓国などは震え上がると思いますよ。本気で国防を考えるならサーモバリック弾、バンカーバスターは是非導入してもらいたいですね。大量破壊兵器ではあるが核兵器ではないので導入のハードルは低いと思うんですがね。日本を守るためには形振り構っていられません。皆さんはサーモバリック弾の導入、どのように思われますか?
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